社内政治で生き残るコツは「2つ上の上司」に気に入られること|会社員25年の本音
「正しいことを言っているのに、なぜか通らない」「仕事ができるアイツより、上に好かれているアイツが出世する」。会社員をやっていると、一度はこんな理不尽にぶつかりますよね。
私は協調性ゼロで、集団行動が大の苦手です。それでも会社員を25年、中国の現場も含めて続けてきて、たどり着いた結論があります。きれいごとではない、組織で生き残るための本音を書きます。
この記事の結論
- 気に入られるべきは直属の上司ではなく、「2つ上の上司」
- 肩書きより「実際に影響力のある人」に、多少こびを売ってでも気に入られる
- どんなに正しいことを言っても、人は結局、感情で動く。これは中国でも同じだった
気に入られるべきは「2つ上の上司」
社内で評価されたいとき、多くの人は直属の上司の顔色をうかがいます。でも、私が25年やってきて大事だと思うのは、直属の上司ではなく、その上の「2つ上の上司」に気に入られることです。
理由はシンプルで、直属の上司にも上司がいるからです。あなたを評価する直属の上司も、その上司からは評価される立場。2つ上の上司が「あいつはいいね」と思っていれば、直属の上司もあなたを無下にはできません。
逆に、直属の上司とだけうまくやっていても、その上司が異動したり、上からの評価が低かったりすると、一緒に沈むこともあります。
肩書きより「影響力のある人」を見る
もうひとつ大事なのは、肩書きではなく、実際に影響力を持っている人を見ることです。組織図の上では同じ課長でも、話が通る人と通らない人がいます。
そういう影響力のある人には、多少こびを売ってでも気に入られるほうがいい。かっこ悪いのは分かっています。でも、意地を張って敵を作るより、味方につけたほうが、結局は自分のやりたい仕事ができるようになります。
正しさより、感情で人は動く
若いころの私は、「正しいことを言えば通る」と思っていました。でも現実は違いました。
どんなに正しいことを言っても、人は結局、感情で動きます。同じ提案でも、好きな人から言われれば「いいね」となり、嫌いな人から言われれば粗探しが始まる。会社も人の集まりなので、ここからは逃げられません。
だからこそ、正しさを磨く前に、「この人の話なら聞いてみよう」と思ってもらえる関係を作っておく。社内政治というと汚く聞こえますが、私はこれを「仕事を通すための下準備」だと思っています。
中国の現場でも同じだった
これは日本だけの話ではありません。私は中国で倉庫の立ち上げをしたことがありますが、そこでも人は感情で動いていました。
現地では言葉がほとんど通じません。理屈で説明しても伝わらない。そんな中で現地の人と仲良くなれたきっかけは、くだらない下ネタでした。言葉が通じなくても、笑いは通じる。そこから少しずつ、話を聞いてもらえるようになりました。
国が変わっても、正しさより「この人とは気が合う」という感情のほうが、人を動かす。これは万国共通だと思います。
それでも限界なら
とはいえ、こびを売り続けるのも、感情に振り回されるのも、正直しんどいです。私自身、25年やってきて、気力も体力も限界に近いと感じています。
立ち回りでどうにもならないと感じたら、会社の外に目を向けるのもひとつの手です。今すぐ辞めなくても、「自分の経歴が外でどう評価されるか」を知っておくだけで、気持ちにかなり余裕が出ます。登録して待つだけで市場価値が分かる方法を、40代の転職はスカウト型とエージェント型どっち?の記事でまとめています。
まとめ
社内政治で生き残るコツは、直属の上司より「2つ上の上司」、肩書きより「影響力のある人」に気に入られること。そして、人は正しさではなく感情で動くと割り切ることです。
きれいごとではありませんが、協調性ゼロの私が25年生き残ってきたのは、この3つを守ってきたからだと思っています。会社の中で消耗している40代の方の、少しでも参考になればうれしいです。