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40代、会社辞めたい。会社員25年目の私が決めた「勢いで辞めない、辞められる準備をする」という選択

たかろーのアイコン書いた人:たかろー(物流ひと筋25年・40代後半の会社員)。いま、まさに「辞めたい」と毎朝戦っています。

深夜のオフィス。売上にも現場にも1円も関係ない、役員の顔色をうかがうためだけの報告資料。フォントの統一と言葉尻の修正だけで、3回目の差し戻し。

PCに向かいながら、ふと思いました。「俺は何のために20年以上働いてきたんだっけ? この先あと20年、定年まで誰かの機嫌取りの資料を作り続けるのか?」。胃の奥が、すっと冷たくなりました。

会社員を25年やってきて、正直に言うと、私はもう限界に近いです。この記事は、そんな私が「辞めたい」という気持ちとどう向き合っているかを書いたものです。きれいな成功談ではなく、いま進行中の話です。

この記事の結論

  • 40代で「会社を辞めたい」と思うのは、おかしなことではない
  • ただし、勢いで辞めるのはおすすめしない。まず「いつでも辞められる状態」を作る
  • そのためにやるのは3つ:①市場価値を知る ②お金を整理する ③給料以外の柱を育てる

私が「もう辞めたい」と思った3つの瞬間

冒頭の深夜の資料直しのほかにも、「もう無理だ」と思った瞬間はいくつもあります。同じ40代なら、どれかひとつは「これ、今の俺だ…」となるはずです。

1. 機嫌取りの資料を、深夜に3回直していたとき

冒頭の話です。中身ではなく、フォントと言葉尻で差し戻される。仕事をしているのか、誰かのご機嫌をうかがっているのか分からなくなった夜でした。

2. 10歳上の「出世頭」の姿に、自分の未来を見たとき

社内で出世頭と言われていた50代の部長が、役員からの理不尽な詰めに、死んだ魚のような目でひたすら頭を下げている。その姿を横で見ていました。

「あんなに優秀な人でも、会社にしがみつくとこうなるのか」。必死に社内レースを勝ち上がった先にあるのがあの姿なら、もうこのレールを降りたい。そう確信した瞬間でした。

3. 月曜の朝、駅のホームでフリーズしたとき

日曜の夕方、あの国民的アニメのエンディングが流れるころから、胃がキリキリ痛み出す。そして月曜の朝、満員電車を待つホームで、「このまま反対方向の電車に乗って、どこか遠くへ行ってしまおうか」と真顔で考えている自分に気づきました。

気力も体力も、20代のころのようには回復しない。「もう、給料1本に人生の主導権を握られるのは限界だ」と悟った朝でした。

40代で会社を辞めたくなる理由(私の場合)

体力と気力が、もう続かない

若いころは寝れば回復していた疲れが、40代後半になると抜けません。毎日出社すること自体が、だんだん重くなってきました。

人が敷いたレールの上を歩き続けること

私はもともと協調性ゼロで、集団行動が大の苦手です。会社の方針、上司の指示、やりたくない仕事。25年、それに合わせてきましたが、「この先もずっとこれか」と思うと、正直しんどいです。

先が見えてしまう

40代になると、会社の中での自分の行き先が、だいたい見えてきます。年収もどこかで頭打ち。がんばっても大きくは変わらない、と分かってしまう閉塞感があります(物流業界の場合は物流業界から40代で転職するなら?に詳しく書きました)。

収入が給料1本しかない不安

そして一番怖いのがこれです。会社を辞めたい、でも辞めたら収入がゼロになる。給料1本に人生を握られているから、辞めたくても辞められない。この状態が、一番人を追い詰めると思います。

それでも、勢いで辞めないほうがいい理由

駅のホームで反対方向の電車を眺めた朝、本当に乗ってしまいたかった。「もう無理、明日辞める」。その気持ちは痛いほど分かります。

でも、私は勢いで辞めるのはおすすめしません。勢いで辞めると、今よりもっと地獄を見る可能性があるからです。理由は3つあります。

だから私は、「辞めるか、辞めないか」をいきなり決めるのではなく、会社には何も言わずに水面下で準備を始め、「いつでも辞められる状態」を先に作ることにしました。辞められる準備ができていれば、会社にしがみつく必要がなくなります。それだけで、毎日の重さがかなり変わります。

辞める前にやっておく3つのこと

① 自分の市場価値を知る

まずは、自分の経歴が外でどう評価されるのかを知ること。転職すると決めていなくても、スカウト型の転職サービスに経歴を登録して、どんな会社から声がかかるかを見るだけでいいです。

「外でも通用する」と分かれば、気持ちに余裕が出ます。逆に厳しい評価なら、今の会社にいるうちに何を身につけるべきかが見えます。やり方は40代の転職はスカウト型とエージェント型どっち?にまとめています。

② お金を整理する

辞めたあとの不安の正体は、ほとんどがお金です。毎月いくらあれば生活できるのか、保険は今のままでいいのか、老後資金はどれくらい必要なのか。ここが見えていないから、怖くて動けない。

ひとりで整理するのが難しければ、FPの無料相談を使うのも手です。家計や老後資金をプロと一緒に見える化できます。比べ方はFP無料相談はどこがいい?に、保険の相談で勧誘があったときの話は保険の無料相談はしつこい?に書きました。

③ 給料以外の収入の柱を育てる

そして、いちばん効くのがこれです。給料以外に、小さくても収入の柱があると、会社への依存度が一気に下がります。月に数万円でも、「会社がなくても、ゼロにはならない」と思えるだけで、心の持ちようがまったく違います。

私は今、副業と投資信託で、給料以外の柱を少しずつ育てています。AIを使った副業の記録はnoteに書いています。

辞めずに少し楽になる道もある

辞めたい理由が「人間関係」や「上司」なら、立ち回りを変えるだけで楽になることもあります。私が25年生き残ってきたやり方は、社内政治で生き残るコツは「2つ上の上司」と上司の上司に相談するのはアリ?にまとめました。

辞めるのも、残るのも、どちらも正解です。大事なのは、「辞められないから残る」ではなく、「選んで残る」「選んで辞める」状態にすることだと思っています。

私がいま、やっていること

正直に言うと、私はまだ会社を辞めていません。毎朝「辞めたい」と思いながら出社しています。

でも、以前と違うのは、ただ我慢しているのではなく、辞められる準備を進めていることです。市場価値を確かめる、お金を整理する、給料以外の柱を育てる。このサイトも、その記録のひとつです。

目標は、隙あらば逃げている沖縄の離島に、月2回行ける暮らし。まだ遠いですが、その途中経過も、失敗も含めて、ここに書いていきます。

まとめ

40代で会社を辞めたいと思うのは、おかしなことではありません。ただ、勢いで辞める前に、まず「いつでも辞められる状態」を作ること。市場価値を知る、お金を整理する、給料以外の柱を育てる。この3つが揃えば、辞めても残っても、自分で選べるようになります。

同じように毎朝しんどい思いをしている40代の方。一緒に、少しずつ準備していきましょう。