会社に行きたくない40代へ|気合いも根性もいらない、朝を乗り切る25年目の省エネ術
目覚ましが鳴る。天井を見つめる。「……行きたくない」。
40代も後半になると、気力も体力も、若いころのようには回復しません。「気合いで行け」「社会人なら当たり前」。そんな根性論は、とっくに効かなくなりました。
それでも私は、25年間、なんとか会社に行き続けています。この記事では、私が実際にやっている「気合いではなく、考え方をずらして今日をやり過ごす」省エネ術を紹介します。
この記事の結論
- 「今日1日働く」と考えるから絶望する。次の1動作だけに集中する
- 「最悪、引き返して有休」と逃げ道を用意しておくと、足が動く
- 会社にいる自分は「給料と有休を回収しに来た外部委託スタッフ」。本体は南の島にいる
① 「次の1動作」だけに集中する
「今日も1日働く」と考えると、脳が拒絶反応を起こします。だから私は、朝の行動を秒単位に分解して、次の1動作だけを考えるようにしています。
- とりあえず、ベッドから足だけ出す
- とりあえず、歯を磨く
- とりあえず、靴を履く
ロボットのように、目の前の1動作だけをこなす。「会社に行く」という大きな目標は、いったん忘れます。気づいたら玄関を出ている。これが一番効きます。
② 駅のホームで唱える「逃げ道の呪文」
駅のホームまで来ても、まだ足が重い日があります。そんなとき、心の中でこう唱えます。
- 「最悪、本当に吐き気がしたら、途中で引き返して有休を使えばいい」
- 「会社に着いたら、今日の仕事の8割は終わり」
ポイントは、「絶対に行かなきゃ」ではなく、「いつでも引き返せる」と思うこと。逃げ道があると分かると、不思議と電車に乗れます。実際に引き返すことは、めったにありません。
③ 離島の写真を燃料にする
通勤電車の中や、始業前のデスクで、スマホのお気に入りフォルダを開きます。中身は、沖縄の離島の青い海や、次の旅行先のホテルの写真。
それを無心で眺める。「次はあそこに行く」「有休をどこで使うか」を考える。会社のためではなく、自分の楽しみのために働いていると思えると、少しだけ気持ちが軽くなります。
④ 「今の自分は外部委託スタッフ」と思う
最後は、ちょっとした幽体離脱です。
「俺の本体は、ここにはいない。数年後に南の島で風に吹かれているのが本当の俺で、今ここにいる自分は、給料と有休を回収しに来た外部委託スタッフだ」。
こう考えると、理不尽な指示や嫌味も「まあ、委託先の現場ではよくあること」と一歩引いて見られます。会社と自分を、少しだけ切り離す。これで、なんとか定時までやり過ごしています。
本当に限界なときは、休んでいい
ここまで書いたのは、あくまで「行きたくないけど、なんとか行ける日」の乗り切り方です。
眠れない、食欲がない、朝になると体調が悪くなる。そんな状態が続いているなら、それは気持ちの問題ではないかもしれません。無理をせずに休み、医療機関や会社の産業医などに相談してください。
そして、「行きたくない朝」が毎日続くなら、それは働き方そのものを見直すサインです。私が「辞めたい」とどう向き合っているかは40代、会社辞めたい。辞める前にやることに書きました。人間関係がしんどいなら、社内政治で生き残るコツは「2つ上の上司」も参考にしてみてください。
まとめ
会社に行きたくない朝は、気合いで乗り切ろうとしなくて大丈夫です。次の1動作だけに集中する。逃げ道の呪文を唱える。離島の写真を燃料にする。今の自分は外部委託スタッフだと思う。
根性ではなく、考え方を少しずらすだけで、今日はなんとかなります。明日のことは、明日の自分に任せましょう。